今回は、体力の使い方についての話です。
「自分は体力に自信がある」と思っている人ほど、一読下さい。
結果に繋がらない頑張りは無意味
最初に厳しい事を言いますが、
どれだけ頑張って動き回っても、ポイントを取れなければ、その頑張りに意味はありません。
試合では、頑張る事が大事では無く、結果を出す事が大事です。
そして、結果を出すためには頑張ってはいけません。
体力は出来るだけ残しておく
テニスはデリケートなスポーツです。
疲れて体勢が崩れるとショットが不安定になり、ミスに繋がります。
ミスが連続すると、自信が無くなってきます。
そして、その自信の無さによってミスが積み重なり、悪循環に陥ります。

なので、簡単に疲れるようなテニスをしてはいけません。
常に体力の8割は残っている状態が理想です。
テニスの試合時間は長い
テニスの試合時間は長いです。
プロの場合、最長で5時間程度の試合をする事もあります。
アマチュアの場合はそこまで長くなりませんが、1セットだけでも1時間くらいはかかります。
その間、ずっと動き続けて、安定したパフォーマンスを出さなければなりません。
そのためにも、体力的に無理のないテニスをしないといけません。
よくある無駄な動き
初心者がやりがちな無駄な動きは以下です。
強打
初心者に一番多い無駄な動きが強打です。
テニスで強打が必要な場面というのは、あまり多くありません。
むしろ、強打してネット・アウトになったり、逆に速い球を返されてしまうリスクがあります。

強打によるミスは、頑張った割には効果が出ない、無駄な頑張りの典型例です。
コースが悪い
打つコースが悪いのも、無駄な動きと言えます。
試合に勝つためには、相手が嫌がるようなショットを打たなければいけません。
相手のチャンスになるボールを打ってしまうと、打ち込まれたり、走らされたりします。
逆にチャンスボールなのに、相手が取りやすいコース打ってしまうのもダメです。

上の例は極端ですが、プレー中は相手が嫌がるコースを考えて打ちましょう。
︎テニスは賢くやりましょう
テニスは考えながらプレーしないといけません。
思考停止はダメです。
「頑張らない」という努力をしましょう。
がむしゃらに動き回っている人は、自分のテニスを見直しましょう。
体力があると陥りやすい間違いですが、体力を温存できれば、もっと強くなれます。
テニスが上手い人は「無駄な動きが少ない」です。
がむしゃらに頑張る人は、見ていて気持ち良いですが、「楽に勝てる人がクールでカッコいい」という考え方を持つのも大事です。
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